【PS2】ゲーム『ダーククロニクル』は隠れた名作!『二ノ国』のゲームシステムの原点とは?

先日、レベルファイブが手掛けるファンタジーRPG、『二ノ国』がアニメ映画化することを紹介しました。今回は同じレベルファイブが開発した『ダーククロニクル』について紹介します。体験版が配布されていたころからのユーザーなので私にとっては思い出のある作品でもあります。

『ダーククロニクル』とは?

2002年にソニー・コンピュータエンタテインメントより発売されたアクションRPG。2000年に発売された、レベルファイブのデビュー作『ダーククラウド』の続編的位置付けです。ただし直接的な話のつながりはありません。

そもそもレベルファイブの名が世に知れ渡るようになったのはデビュー作である『ダーククラウド』が海外で広く有名になったから。あまり知られていませんが、『二ノ国』が最初のヒットというわけではないんです。

その中でも『ダーククロニクル』は 雑誌「ファミ通」のクロスレビューで40点中の35点を獲得してプラチナ殿堂入りするなど、高い評価を得ている質の高いゲームになってます。

【ストーリー】

何不自由無く生きてきた少年・ユリスは、幼い頃にいなくなった母親を探し、町の外へと旅立つことに。 
しかし町の外には、ユリスの知らない恐ろしい秘密が隠されていた。 
そして、旅の途中で出会った少女・モニカ。彼女のいる未来は、闇の支配者によって絶滅の危機にあり、世界を救うために、現代へとやってきたと言う。 
時空を越えた二人の出会いが、この物語のすべての始まりである。 

ゲームの流れ

ストーリーは全8章構成。各章にそれぞれひとつづつダンジョンと街があります。町は消滅してしまっているため、”ジオラマ”で世界を復活させながらストーリーを進めていく形です。

ゲームシステム

大きく分けると、ダンジョンを攻略する「アクションパート」と決められた土地に家や橋を建築したり、川に水を引いたりする「ジオラマパート」に分けられます。

「アクションパート」を攻略することで「ジオラマパート」に必要な条件を見つけることができるようになっています。

余談ですが、この「ジオラマシステム」は前作からのシステムなのだが、これがものすごく面白い!子供のころにプレイしてから、10年以上になるが、ここまで面白い街づくりゲームに私は出会ったことがないといっても過言ではないです。

アクションパートと成長

ユリスとモニカは、右手にレンチと剣(近距離攻撃)、左手に銃と腕輪(遠距離攻撃)をそれぞれ装備しています。話が進むと、人間の二人では太刀打ちできないような大きな敵を戦うためのロボットを操縦することもできます。

武器の成長は敵を倒すと手に入る経験値システム。ただ倒せばいいというわけではなく、敵と武器との相性を考えることも必要になってきます。

ゲットした経験値と倒した実績を使って、より強い武器に進化させることもできます!ロボット専用武器も含めると、大体100種類程度はあるのではないでしょうか。

“ジオラマ”とは?

パーツを組み合わせて家や教会などを作り、そこに人を住まわせることで未来の世界を再生するシステムです。

材料をそろえ、建物や水、木などを配置して、条件を満たしたジオラマを作ることで 、何もなかった未来の世界に、建物や人が増え、完全に復活します。また、物語が進むと、宝箱(つづら)があらわれ、キャラクターを強くすることもできるようになります。 未来には強力な武器が売っているお店がたくさんできるので、ぜひ復興させましょう。

条件さえ満たしてしまえば、屋根に色を塗ったり、煙突を建てたり、柵を建てたり、ランプをつけてみたり、自由に自分の町が作れます。

ちなみに、建物を建てることが目的のゲームなので経済を発展させたり、経営したりする要素はありません。

豊富なやりこみ要素

“ジオラマ”以外にも豊富なやりこみ要素やミニゲームがあります。

  • 写真撮影(発明)
  • 釣り
  • ビルドアップ(武器強化/進化)
  • ギョレース
  • スフィーダ(ゴルフ)
  • モンスター変化
  • 着せ替え

撮影した写真をもとに新しい道具を発明することで、釣った魚を食べたり、育ててレースに出場させたりすることができます。また、特定の道具を使うことで、モンスターの姿になってモンスターと会話することもできるんです。いくつかは必須でやらなければなりませんが、それ以外は自由に行動できます。その章の間でしか撮影できない写真もあるので、いろいろなところを探索するのもいいですね。

また、ユリスとモニカにはそれぞれコスチュームが用意されており、設定するとメニュー画面やイベントだけではなく、ムービーシーンにも適用されるようになりますよ。

実際にプレイした感想・まとめ

ストーリーを進めていると、伏線がなく、いきなり手段や目的を提示されている部分ががあるのは確かです。良くも悪くも王道RPGなので、ハッピーエンドが待っているシナリオです。円満に解決しすぎだと思う方もいると思います。主人公に感情移入したい方にはちょっと物足りないかもしれません。

また、ストーリーを進めていくにつれ、ダンジョンがちょっと長く、単調になっていく部分もあります。ダンジョンの形が違うとはいえ、やることは同じ(フロアボスを倒して先に進む)なので作業ゲーになる部分もあります。

ですが、アクティブな戦闘、たくさんの武器やアイテム・ジオラマによる街の復興。豊富なやりこみ要素など、『ダーククロニクル』を形成するゲームシステムはとても素晴らしいと思います。もう十年以上も昔のゲームなのに、プレイした時の感動や面白さが鮮明に思い出されます。サブタイトルまで全部記憶しているほどです。サウンドやグラフィックも丁寧に作られていると思います。(個人的に一番印象に残っているのは火山のダンジョンのBGM。)

こんな人におすすめ

  • 王道RPGが好きだ
  • やりこみ要素は多いほうがいい
  • 街づくりは好きだが経営はしたくない
  • 難しい戦闘は苦手だ
  • 前作『ダーククラウド』をプレイした(ぜひ8章まで進めてください)



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