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島村楽器HISTORYジャズマスター HJM-performanceのレビューをしていく!実際どうなの?

2024年12月1日

HISTORYのジャズマスターが気になる

ジャズマスターっていいですよね。
あのテレキャスターやストラトキャスターでは得ることのできない独特のジャキジャキ感。
ハムバッカーほど太くなく聞こえるけどシングルよりも図太いサウンド。

特にここ最近のJ-POP、J-ROCKには欠かせないサウンドの1つになっていると言っても過言ではないでしょう。

ただ、ジャズマスターって比較的高価なモデルが多く「よし買おう!」とすぐに手を出せないのも事実。
例えばFender日本製のジャズマスターはもう15万円ほどします。高い。

そこで今回は、9万円で手に入ってさらにスペックもかなり良いと評判の島村楽器のブランド「HISTORY」から出たHJM-performanceを実際に島村楽器さんで試奏をしてきたのでスペックと共にレビューしていこうと思う。

島村楽器HISTORYジャズマスター HJM-performanceのレビューをしていく!実際どうなの?

まず、そもそもHISTORYとは何かを簡単に説明します。
HISTORYとは全国にある楽器屋さんである「島村楽器」の独自ブランドです。

島村楽器はかなり多くの独自ブランドを持っていますが、エレキギターだと下記が主なブランドになります。

  • HISTORY
  • CoolZ
  • LaidBack
  • BUSKERS

最近はGroshやRyogaなども出てきてますが、この中でも比較的有名どころがHISTORYでしょう。
島村楽器ブランドの中では日本製かつ中・高価格帯ブランドというイメージが強いですが、ここ最近で「performance」シリーズというやや安めな価格帯のモデルを展開しています。

今回気になったHISTORYのジャズマスタータイプであるHJM-performanceも、そのperformanceシリーズの1つです。

HISTORYのジャズマスター HJM-performanceとは?

HISTORYのジャズマスター HJM-performanceのスペックは下記です。

ボディ アルダー
ボディ仕上げ ウレタングロス
ネック ハードメイプル
ネック仕上げ ウレタンマット
指板 パーフェロー
ネックジョイント Easy Access Joint Type Ⅲ
ペグ RM-1248CVR
ナット/幅 牛骨/41.0mm
フレット ラウンドエッジ・フレット 22F
フロントピックアップ HISTORY HPU-JM1/n
リアピックアップ HISTORY HPU-JM1/b
コントロール マスターボリューム、マスタートーン、3WAYトグルスイッチ、プリセットスイッチ、プリセットボリューム、プリセットトーン
ブリッジ MTB604 / VBT005
使用弦 HISTORY EH0942C(009-042)
スケール 648mm
付属品 ギグバッグ、レンチ、保証書
保証期間 3年間

HISTORYジャズマスターのボディやネック周り

HISTORY公式ページより

ボディ木材はアルダーが使用されています。
価格が9万円でアルダー材は2024年12月現在では、かなりハイスペックです。

例えばFender MIJのtraditionalシリーズのジャズマスターはバスウッドになっています。
Fenderの歴史からジャズマスターはアッシュ材またはアルダー材がスタンダードではあるため、アルダーを使っているHISTORYに軍配が上がるかもしれませんね(もちろんアルダーといっても安価な材ではあると思われます)

ボディ仕上げはウレタングロス仕上げ。
流石にラッカーではないですが、最近はFenderUSAでもラッカーではないことがほとんどなので仕方ないですね。

ネックはハードメイプル材を使用。
指板はパーフェローです。

Fenderの場合、ネックはメイプル材で指板材はローズウッド材が使用されることがほとんどですが、HISTORYの場合は指板の代替材としてパーフェローが使われています。

ただ「パーフェローだから安い」は間違いで、Fenderなど有名メーカーで使われることもある材ではあります。
一方でHISTORYのperformanceシリーズは9万円ですから、恐らく比較的安価なパーフェロー材が使われていると考えるのが通常でしょう。

ネックジョイントはEasy Access Joint Type Ⅲというネックプレートを使わない機構になっています。
これは他のperformanceシリーズでも同じですが、特徴としては「ハイポジションが弾きやすい」というものになります。

プレートが入ると四角だったり三角だったりになるためどうしてもボディを角張った形にする必要がありますが、こうすることでハイポジションにボディが干渉しないようにできるんですね。

ペグも他の同シリーズと同様のRM-1248CVR。
ナットは牛骨が使われており、チューニングの安定性もそこそこありそうです。

また、見た目の仕様はビンテージ寄りな仕様かと思いきや22フレットまであるのは嬉しいポイント。

HISTORYジャズマスターのピックアップ・コントロール周り

HISTORY公式ページより

ピックアップはHISTORY新開発の「HISTORY HPU-JM1」を搭載。
ジャズマスターらしい太くてジャキっとしたサウンドが良い感じでした。

コントロール周りもいわゆるFenderのスタンダードなジャズマスターと同様の仕様になっています。
ここ最近、コピーモデルだけでなくFender自体も、このコントロール周りの仕様を簡略化してプロセットスイッチやプリセットボリュームをカットしたものになることが多い印象です。

例えば最近発売されたメキシコ製のFender PlayerシリーズやUSA製のperformerシリーズすら、コントロール周りが簡略化されています。

モダンな環境においては使わないシーンも多いため、なくても困らないけど、よりビンテージ寄りな仕様を求めている層からすると、やや残念に感じることもあるでしょう。

反面、HISTORYのジャズマスター「HJM-performance」はここがビンテージよりの仕様になっているは嬉しいところですね。

実際にHISTORYのジャズマスター HJM-performanceを弾いてみた感想

結論言うと、「めっちゃ良い」です。
コストパフォーマンスの良さを感じました。

価格帯で言うと、SquierのClassic Vibeシリーズが6万ほど。
Fenderのメキシコ製Playerシリーズが10万ほど。

今回弾いたHISTORYのHJM-performanceはSquierのClassicVibeシリーズよりも、作りがしっかりしているように感じた。
さらに、その弾き心地はFenderのPlayerシリーズよりも同じメキシコ製のVintera IIシリーズ(市場で20万ほど)にもどこか近いものを感じた。

一方で、見た目というところもそうだがパーフェロー指板がやや気になる。
Vinteraシリーズになるとローズウッド指板ということもあり、指を置いたときの硬さ、どっしり感のようなものが感じられたが、HJM-performanceはそこまでではなかった。

しかしながら、「そりゃ9万なんだから」と考えたら十分過ぎるほどの出来だと思う。

ピックアップだけUSA製の「Pure Vintage '65 Jazzmaster® Pickup Set」に変えると、さらに良くなるかもしれない。
そういった可能性も感じるギターだった。

HISTORY HJM-performanceはかなり良い

ということで、めっちゃ良かった。
HISTORYブランド、ちょっと気になってきたかもしれない。

今後、買うことも考えているので購入したらブログやYoutubeでレビューしようと思う。

ちなみに普段はSquierのジャズマスターを使っている。
ぜひ下記の記事や動画も見てもらえると嬉しい。

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