1998年から2003年までしか発売されていない「フェンダートルネード」を実際に弾いてみて、動画をアップしてレビューしていきます。
Fender MEXICO TORONADO(フェンダーメキシコ トルネード)とは?
フェンダーのTORONADO、表記はtoronadoだったりトルネードだったり、はたまたトロナドですが、このギターは先述したように1998年から2003年までしか販売されなかった、貴重なギターです。
特徴として、ハムバッカーが2つ搭載されており、指板はローズウッド。コントロールはボリュームとトーンが2つずつ。形としてはジャズマスターやジャガーのようなボディとなっています。
初期型と後期型の違いは?
実はこのギター、後期型もあります。2004年~販売されているのですが、残念ながら初期型とは見た目がまず違います。(これはこれでかっこよさはある)
初期型の製造期間が5年間ほどしかなかったため、現在見つけるのは困難で、市場にはなかなか出回りません。大手楽器通販サイト「デジマート」でも2020年現在売っているのはゼロ。メルカリやヤフオクでたまに出回っているのを見たり(状態悪かったりする)田舎のリサイクルショップにたまーに置いてありますが、滅多に出会えることはありません。
ちなみに、上に写真を載せている2004年から製造が始まった後期型も2007年には製造が終わっていますが、こちらのほうがメルカリやヤフオク、通販サイトで見つけることが多いです。
後期型も後期型で魅力はありますが、個人的にはルックスが初期型のほうが好みです。
Fenderトルネードを実際に弾いてみた!(新しく動画投稿しました)
実際に弾いてみました! 2本動画がありまして、上が最新のものになります。下が昔アップしたもので音質は上の新しい動画のほうが良いです!ぜひ参考にしてください!また、今後もフェンダートルネード関連の動画やギター関連の動画もたくさん出していきますので、チャンネル登録お願いします!
ハムバッカーというところから、ギブソンのようなサウンドを想像する方も多いと思いますが、ギブソンのハムバッカーサウンドとはまたちょっと違うんですよね。
ちょっとブーミーな感じがします。ドライブサウンドもかっこいいんですが、クリーンもなかなかキレイで好みの音です。
使用ミュージシャン
初期型を使用している方は本当にプロでも一部の方のみだそうです。有名なレッド・ホット・チリ・ペッパーズのジョン・フルシアンテ氏はCan't StopのMVの中で使ってますが、撮影のみで使用したとのこと。
私が知っている中では、数年前に惜しくも解散したGARNET CROWのギタリストであった岡本仁志さんがライブで数回使用しているのをみたことあります。youtubeにMVがありますがAs the Dewでも映像として見られますね(この曲は、昔アニメ「名探偵コナン」のOPにも使用されていました)
Fender toronadoは中古で手に入る?
2019年11月現在も、デジマートで検索してもヒットは1件(しかも売却済み)オークションやフリマ系のサイトでも売り切れ状態か、もしくは「見つけた!」と思えば後期型。初期型はほぼ見当たりません。
このギターの価値とマニアックさから、そもそも持っている方はそれに気づいているため安易には売ろうとはしないはず。ですので、見つけたら即買いくらいの勢いでないとすぐになくなってしまう可能性があります。
というか、現在残っている本数すらどれくらいなのかわかりません。プレミア価格とはなっていませんし、10万しないで買えることがほとんどではありますので、極上の一本!というギターではなく、マニア向けで、このToronadoというギターに魅了された方だけがわかる素晴らしさがあるのかなと思います。
もし「自分も持ってるよ!」という方いらっしゃいましたら、ツイッターなどで声をかけていたかでるとうれしいです!
また持っておらず「欲しい!」と思っている方は見つけたらぜひ、迷わず購入してみてください!