この間、
「【PS4/PS3】ゲーム『二ノ国』が映画化決定!気になる声優・内容・ゲームとの違いは? 」と「 【PS2】ゲーム『ダーククロニクル』は隠れた名作!『二ノ国』のゲームシステムの原点とは? 」の記事で少しだけ紹介したレベルファイブのRPG『ダーククラウド』についてのレビューです。
ダーククラウドとは
レベルファイブが開発し、ソニー・コンピュータエンタテインメントが2000年12月14日に発売したPS2専用のARPGです。
売上的には、全然ヒットしなかったものの、レベルファイブの高い技術力が海外で評価されるきっかけとなった処女作でもあります。このゲームがあったからこそ、次作『ダーククロニクル』の爆発的なヒットにつながるわけです。
ストーリー
世界をつくるRPG、誕生。魔神によって破壊された世界を再生させるために、ひとりの少年が不思議な力を精霊から授けられた。自動生成“シャッフル3Dダンジョン”の中で“世界のカケラ”を探し、プレイヤーが自由に世界を再生する。
©2000 Sony Computer Entertainment Inc.
『ダーククロニクル』との共通点は?
- バトルシステム全般
- ジオラマの概要
- 一部のキャラクター
- 一部のアイテム
- 通貨の単位(ギルダ)
バトルのやり方やアイテムの使い方は共通しています。どちらを先にやってもストーリー上のつながりはないので大丈夫です。両方プレイすると思わずニヤッとしてしまう演出があること間違いなしです。武器やアイテムはほぼ『クロニクル』に受け継がれています。
『ダーククロニクル』との違いは?
- ジオラマがざっくりとしか作れない上に条件が厳しい
- 武器が一度壊れると消失して戻ってこない
- 仲間キャラクター全員に好きな名前を付けられる(デフォルト名あり)
- 洋服の装備がない(ムービーにも反映されない)
- イベントにボイスがない(クロニクルはフルボイス)
一番大きな違いとして、一度壊れてしまった武器はどんなにすごい性能を持つものでも一切戻ってきません。壊れてしまう前に耐久度を回復させて直してやる必要があります。『クロニクル』では壊れてしまった場合、攻撃が効かなくなるだけでした。
仲間キャラクターは全部で6人います。主人公を含む全員に好きな名前を付けて楽しむことができます。名前を付けることができたら仲間というネタバレにもなってしまいますが……。
ジオラマは、『クロニクル』が割と自由に建物や配置を決められるのに対し、『クラウド』はどの建物にだれが住むか、何を付属させるかが決まっているので、配置ぐらいしか自由にできないです。あらかじめできているパーツを、パズルのようにはめ込んで建物を完成させるシステムになっています。
住人たちはいろいろと悩みを抱えていまして、「○○のそばの家は嫌」「お日様が部屋に入ってくる方向にしてほしい」「水辺のそばがいい」などさまざま。叶えてあげると特別なアイテムがもらえます。
どちらがより面白い?
圧倒的に『ダーククロニクル』がおすすめです。今からプレイする人は『クロニクル』をどうぞ。
理由はたくさんありますが、
- レベルファイブの独自システムである”ジオラマ”をより自由に楽しめる
- フルボイスなのでキャラクターの心情がよくわかる
- ミニゲームが多い
- 武器が消えてなくなる心配がない
などなど。とにかく遊びやすいんです。
まとめ
"ジオラマ"で街を作っていくのが好きな人には絶対におすすめ。
反対に、街を作る作業が苦手な人には向かないかも……。
キャラクターに好きな名前を付けられるので、自分が主人公になって冒険したい人にはさらにおすすめです。
ストーリーは例のごとく王道RPGです。世界を救う物語が好きな人にぜひプレイしてほしいです。